先祖代々の位牌をおさめ、ご本尊をおまつりするための仏壇。そこに手を合わせ、礼拝をするときに使うのが仏具です。全国のお寺には、いろいろな宗派があるのは、ここ静岡でも変わりありませんが、基本的に用いられるものはだいたい共通しています。
棚になっている仏壇なかの、最上段の中央にご本尊、その横には、宗祖名号の掛けじく。そのすぐ下の段には、ご本尊が隠れないような位置で位牌を置きます。そしてその下は、こまごまとした道具類を置いておきます。
この道具類の置き方だけでなく、ご本尊の配置や、掛け軸のかけかたも宗派によって違いがあるそうです。すでに先祖代々の仏壇をお持ちの家庭であれば、何も迷うことはありませんが、「今まで家に置いておらず、新しく購入することになった」という場合は気をつけなければなりません。

どんなものを用意すれば良いのかまったく分からない場合の対処法

まったく知識がない場合、何をどのように購入してよいか分からない、というのが仏壇とその用品です。場合によっては自分の家庭がどの宗派かということも知らずにいることも、現代では少なくありません。
ご実家が静岡であっても、どの宗派とは断定できないものです。まずは、どの宗派なのか、ご実家などに聞いて確かめてみることをおススメします。自分の家庭のお寺がわかれば、必要な道具の種類や配置の仕方も教えてもらうことが出来ます。
しかしそれでもわからなかった場合はどうしたらよいでしょうか。どの宗派でも共通している仏具といえば、「花立」・「香炉」・「ろうそく立て」の三具足(みつぐそく)です。これらを使い、お花を飾り、お線香を立て、ろうそくを灯しますので、とりあえずこれらを用意するのがよいでしょう。

あまり仏壇に親しみのないかたへ

現代において、仏壇や仏具は家族や親しい人が亡くなってから、はじめて意識することも多いものになりました。また、葬儀や仏壇も簡略化していっています。「それまでほとんど接することがなかった」という若者も都会では増えており、静岡ではそれほど多くはないかもしれませんが、そういう人がいてもおかしくないのです。
そういう環境であっても、いざ身近にいた大事な人を亡くしたら、やはりなにか供養をしてあげたい、祈る場が欲しいとおもうものです。従来のものにくらべ小さいサイズであったり、洋間になじみやすいデザインの現代風の仏壇などが増えているのも、そのようなひとたちのニーズがあってのことでしょう。形が変わっても、故人を思い冥福を祈るという、ひとの心は変わらないものでしょう。